今日は北欧インテリアにかかせない敷物、ラグについてご紹介します。
北欧の住まいには、必ずと言っていいほど素敵なラグがコーディネートされています。
(一般的に『ラグ』は家具の下に敷いたりする小さめのものを指します。部屋いっぱいに敷きつめるような大きなものは『カーペット』と呼ばれます。)
シンプルなものや、アートのようなモダンなデザインまで幅広い種類がある北欧のラグ。
ぜひ、一度その良さを体験してみてください!
北欧ラグの有名ブランド
ラグは北欧の伝統工芸です。
独自の糸を撚る技術や手織りの技法に優れ、クォリティーの高い製品を作っている有名ブランドがあります。
例えば、スウェーデンでは公共施設でよく採用されているKinnasand(シナサンド)、徹底した素材管理のKasthall(カスタール)、スウェーディッシュモダンのAsplund(アスプルンド)などなど。。。
デンマークでは、教会でよく使われているSpindergarden(スピネゴーエン)。
ナチュラルな質感で、よくハンス・ウェグナーの家具とコーディネートされています。
あとフィンランドでは、なんといってもWood Notes(ウッドノーツ)。
ペーパーコードを使った非常に丈夫な製品で、フィンランドを代表する会社です。
こだわりの素材選び
北欧のラグは、ウールやリネン、ペーパーコードといった自然素材が使われます。
例えば、ウール。
羊毛にはもともと天然の油脂があり、それがコーティングの役目をして汚れがつきにくく、摩擦に強い、しかも燃えにくい、という特徴があります。
よく「ラグやカーペットは、埃やダニがついて、アレルギーが心配。フローリングの方がいいのでは?」と思われるようですが、それは全くの誤解。
ウールの繊維がハウスダストを閉じ込め、埃やダニを部屋に浮遊させることがないので、人体に入り込みにくいのです。
実際「ラグやカーペットの部屋はフローリングより喘息やアレルギーの発症低い」という論文が、スウェーデンやドイツで発表されていて、北欧の幼稚園や小学校ではフローリングよりラグやカーペットを採用してるところが多いんですよ。
その他にも消音効果やフローリングの保護など利点があるので、ぜひインテリアにとりいれてみてください。
では、次回はその失敗しないラグの選び方についてお話ししますね〜!