北欧インテリアを語る上で絶対外せない『カーテン』。
今日は北欧流・カーテンの魅力についてお話しします。
・カーテン選びは真剣そのもの
インテリアのコーディネートで、カーテンといえばついつい一番後回しになり、予算もあまりかけられない、、、ってことになりがちですよね。
でも、北欧の人たちにとって、カーテン選びは真剣そのもの。
「家具」はシンプルで質の良いものを長く使い、カーテンやクッション、ラグといった「ファブリックもの」でインテリアの個性を出していくのが、北欧流。
中でもカーテンは部屋の雰囲気に大きく影響するので気合が入ります。
・魅力的なメーカーがいっぱい
魅力的なメーカーもたくさんあります。
有名どころで言えば、日本でも人気のMarimekkoマリメッコやSvenskt Tennスヴェンスクテン、Jobsヨブス、Borasボラス、Almedahlsアルメダールス、、、あたりでしょうか。
その他にも公共施設でも使われているKInnasandシナサンドや Kvadratクヴァドラ、Ljungbergsユングベリなども見逃せません。
新作発表のシーズンはワクワクします。
展示会では、え?これもカーテン?!という斬新なデザインにも出会えますよ。
・北欧カーテンはなぜ派手なのか?
日本ではシンプルで飽きのこない、落ち着いたカラーのカーテンが好まれるようですね。
一方、北欧で人気なのは、カラフルな花や果実がドーン!モダンで大胆なモチーフがバーン!という、まるで絵画のような個性的なパターン。
え?ほんとにこんな派手な柄でいいの?と言いたくなる、思いっきり主張しているデザインです。
では、なぜ北欧のカーテンは派手なのか?
それは、シンプルなカーテンだと「死にたくなる」から。
冬が長く、日照時間の短い北欧では「冬季うつ」は深刻な問題です。
窓の外は薄暗い雪景色、、、家の中もナチュラルトーンでシンプルだと、どうにも心が沈んでしまう。。。
カーテンは面積が広く、部屋の印象を決める重要な要素。
あえて有機的な植物柄や、明るく、心弾むデザインを選ぶことで、心理的な健康を保とうとしているのです。
それだけ部屋と人間は、心理的に深ーく影響し合っているのですね。
・品質も厳しくチェック
最後に、よく「デザインが気に入ったから」と、洋服の布地をカーテンにされる方がいらっしゃいますが、これは避けた方がいいです。
万が一火災が起こった場合、火が燃え広がる要因になるカーテン。
北欧でもカーテンには、ドイツと並び世界水準で厳しい検査があります。
カーテンには必ず、「難燃性」や「防炎」の素材であるかどうか確認することをお勧めします。
*レースのカーテンだって、このカラーバリエーション!
本気です!